ANTHEM／BURNING OATH

ANTHEMの新作BURNING OATHを購入しました。

今作からビクターを離れてユニバーサル所属となりました。
今後海外での展開を考えたうえでの移籍だったようです。

大きな転機となった今作だけど、製作時も色々とあったようです。
今作ではドラムの本間さんが1曲しか参加していません。
本間さんはレコーディング前にバイク事故で大怪我をしています。
もう完治したと思われてたけどコンディションは完全ではなかったようで、本間さんも柴田さんも納得できるプレイが出来なくなっていました。
レコーディングに参加しましたが、まだリハビリが必要ということになり、
本間さんが事故時にヘルプで参加した田丸さんがドラムを担当することになりました。
また、英三さんの喉の調子がかなり悪かったようでレコーディングが難航し、
柴田さんは相当苦労したようです。


こういった情報がBURRN!に掲載されてた心配だったけど、さすがはANTHEM！
見事な作品を作ってくれました！！
1曲目の「EVIL ONE」からテンション全開。
2曲目の「UNBROKEN SIGN」や4曲目の「ON AND ON」も素晴らしいですね。
というか全曲良い！お世辞抜きで捨て曲が1曲も無いのです。
ジャパメタと馬鹿にしてる人に、このアルバムを聞いてみろ！と自信を持って薦められます。

このアルバムをこれから買おうと思ってる人は、DVD付の限定版をお勧めします。
特典のDVDには製作時のドキュメント映像が入っているんだけど、
本間さん離脱時の葛藤や、英三さんの喉の不調時の苦しみの状況も収録されてます。
英三さんが本当に申し訳なさそうに迷惑かけた事を語っていたので、
当時の現場は相当重い雰囲気だったんでしょうね…

しかし、アルバムでは英三さんの声は本当に力強く物凄いシャウトを炸裂させています。
喉の調子が悪かったとは思えない素晴らしい歌声です。
ドキュメントを見た後に聴くと、尚更凄みが伝わってきます。
普段何気なく聴いている音楽も、悩み苦しみ魂を削って作られた作品なんですね。

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