ちょっと前の話になるけど、アメリカンスナイパーを見てきました。
この映画は、イラクに従軍したアメリカ人クリス・カイルをモデルにしています。
この人は凄まじい凄腕で、4回の従軍でイラク軍およびアルカーイダ系武装勢力の戦闘員を160人殺害。
特にアメリカンスナイパーの名のとおり狙撃は超一流で、最大1920メートル先の敵を倒したことがあるそうな!
ここまで凄いとゴルゴ13かよ!と突っ込みたくなるけど実在の人物です。
凄まじい功績から、味方からは「伝説」、敵からは「ラマーディーの悪魔」と呼ばれていたそうです。
この前FURYも見たけど、戦争映画は見終わった後に重い気持ちになりますね。
特にこの映画は色々考えさせられました。
アメリカでは戦争映画として「プライベートライアン」を17年ぶりに大きく抜いて史上最高の大ヒットになりました。
その分様々な反響があったみたいで、戦争賛美だ!などの批判も多くあったようです。
しかし、戦争を美化しているとは全く思わなかったです。
むしろ監督のクリント・イーストウッドは反戦を伝えたかったのではないかと思いました。
淡々と進むだけに凄みがある戦闘シーンや要所にある残虐なシーンを見ると、とても戦争を賛美しているとは思えないです。
スクリーンでこれだけ怖さを感じるのだから、実際の戦場はとんでもなく過酷でしょう。
平和にすっかり慣れてしまった日本人には、正に映画の出来事のように思えるのではないでしょうか。
悪さをしてくる「狼(いじめっ子)」から「弱い羊(弟)」から守る「番人(クリス・カイル)」として育ったクリス・カイルは同時多発テロを目にして、国を守る番人になる事を決意し海軍に志願。
訓練試験を突破してSEALsに昇格しました。
SEALsの訓練試験はとんでもなく過酷だそうです。
SEALsに昇格し伝説とまで呼ばれた超人的なクリス・カイルでさえ、4度の激戦で完全に疲弊し除隊することになりました。
そしてその後まさかの展開に…
無音のエンドロールが本当に重く感じました。
戦争なんてするもんじゃない!ほんとそう思います。
ただ、日本の周辺にはちょっかいや因縁をつけてくる国がいます。
ちょっとした出来事をきっかけにして、とんでもないことになるかもしれません。
その時「羊」の日本はどうすればいいのか…
人それぞれ色んな考え方があると思います。
もう映画上映は終わってしまいましたが、レンタル開始されたら是非見てほしい作品です。
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