期待の新作、INFLAMESの「A Sense of Purpose」を聴いてみました。
感想ですが………う~んこれは評価に困るアルバムだ(;´Д`)
今のINFLAMESに何を求めるかによって全然評価が変わると思います。
昔のINFLAMESのようなメロディックデスメタルを求めているのなら、このアルバムは受け入れなれないでしょうね。
もうそういうバンドじゃないだろって思っている人は、拒否反応は少ないと思います。
ただ、これを聴いておけ!というキラーチューンは残念ながらありません。
9曲目の「Sober And Irrelevant」はかなりアグレッシブで初期のINFLAMESの曲に近いです。
昔のINFLAMESファンはこういう曲を求めていると思います。
ただ、このアルバムの中では、この曲は明らかに異端です。
このアルバムはミドルテンポの曲が殆どで、速さよりもメロディを重視しているように思えます。
このアルバムは、キラーチューンが無いってのと関連するんだけど、1回聴いただけでは良さが分かりにくいアルバムだと思います。
このアルバムを象徴するのが、8曲目の「The Chosen Pessimist」だと思います。
イントロからかなり長い間陰鬱で単調なメロディが流れます。あまりに長いので、もうツライから早送りしようかなって思ったとこで、曲の展開が変わってきます。
だんだんドラマティックになっていって、サビでドッカーンという曲なのですが、いかんせん序盤のあまりにも地味な展開が……
我慢して最後まで聴く人もいるだろうし、聴いてられん!と曲を早送りしてしまう人もいるでしょう。
聴き込めば聞き込むほどメロディ味が出てくる、スルメのようなアルバムなんじゃないかな。
何回も聴き込めるかどうか、で評価が変わってくると思いますよ。
ちなみに私はこのアルバムは嫌いじゃないです。
一番好きな曲は4曲目の「Alias」
幻想的なメロディがツボにはまります(・∀・)
INFLAMESはメロディックデスメタルの先駆者だけど、デスメタルバンドの中でも特にメロディを売りにしていたバンドです。だから、こういう路線もありなんじゃないかなと思います。
ただね、我慢ならない点がありました。
音質酷すぎ(;´Д`)
全体的に音がこもり気味でとにかくキレが悪いです。
特に酷いのがドラム。スネアの音がボコボコで、タムタムを叩いてるんじゃないよね?と思ってしまうくらいです。
想像だけど、あえてこういうサウンドにしたとは思うんですよね。
キレを抑えて、とんがってない聴きやすい音質にしようとしたのかな、と。
それにしてもこのボコボコ音質は酷いですよ。
音質がもう少し良ければ、このアルバムの第一印象も変わったと思うんですけどね。そこが残念です。
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